「なぁ、レヴ、俺達もルシアも森を歩いてて、こんなことになったんだよな?」
「そうだな。」
「じゃあ、俺達が一緒にこの先の森へ行ったらどういう風になるんだろうな?」
「それは、わからん。」
「とにかく、近くまで行ってみよう。
で、なにかおかしな気配を感じたらすぐに引き返すんだ。」
「わかった。そうしよう。」
私達は、森に続くとされる一本道を話しながら歩いていた。
「そういえば、君は、森の中で屋敷に入ったか?」
「屋敷?いや…森の中をあるいてるうちに知らない町に出て来たって感じで…
屋敷はなかったな。」
「そうか…」
「レヴが通った森には、屋敷があったのか?」
「そうなんだ…」
「そこもやっぱり止まった状態だっのか?」
「そうだ。」
「レヴ!どこだ?!」
セルジュの声に、ふと彼のいた方を見ると、そこに彼の姿はなかった。
「セルジュ!!どこなんだ!」
「どこって…今まで通り、歩いてただけだぜ。」
声は聞こえるが、お互いに姿は見えない。
「やばいぜ、レヴ!
引き返そう!」
「わかった。」
私は、今歩いて来た道を足早に戻った。
しかし、状況は何も変わらない。
セルジュの姿は、現れない。
「セルジュ!戻ってるか?」
「あぁ、戻ってる…
レヴ!声がさっきより聞こえにくいな!」
セルジュの言う通り、先程よりもセルジュの声が小さく聞こえにくくなっているのだ。
「セルジュ!
町の方まで走ってみよう!」
「わかった…!」
しかし、おかしなことにいくら走っても、道はあの町に着かないのだ。
「セルジュ…!セルジュ!!」
「レヴ!!おかしいぞ!
町がないんだ…!!それに声が…あんたの声がさっきより聞こえ辛くなってる…」
「セルジュ…」
この時、私は悟った。
もう私達はここで再び会う事は出来ないのだと…
私達は、すでにお互いの進むべき道を歩み出してしまったのだということを…
「セルジュ…
きっと、もう私達は戻る事は出来ないんだ…
でも、必ずまた会おう!」
「そ、そんな…レヴ…!!」
「セルジュ…
これでおしまいじゃないんだ。
私は、またどうにかして、必ず君を探し出す…!」
「レヴ…俺も…」
「セルジュ…?何だ?良く聞こえないぞ!
……セルジュ!!」
次第に彼の声は遠のき、やがて、まったく聞こえなくなってしまった…
「そうだな。」
「じゃあ、俺達が一緒にこの先の森へ行ったらどういう風になるんだろうな?」
「それは、わからん。」
「とにかく、近くまで行ってみよう。
で、なにかおかしな気配を感じたらすぐに引き返すんだ。」
「わかった。そうしよう。」
私達は、森に続くとされる一本道を話しながら歩いていた。
「そういえば、君は、森の中で屋敷に入ったか?」
「屋敷?いや…森の中をあるいてるうちに知らない町に出て来たって感じで…
屋敷はなかったな。」
「そうか…」
「レヴが通った森には、屋敷があったのか?」
「そうなんだ…」
「そこもやっぱり止まった状態だっのか?」
「そうだ。」
「レヴ!どこだ?!」
セルジュの声に、ふと彼のいた方を見ると、そこに彼の姿はなかった。
「セルジュ!!どこなんだ!」
「どこって…今まで通り、歩いてただけだぜ。」
声は聞こえるが、お互いに姿は見えない。
「やばいぜ、レヴ!
引き返そう!」
「わかった。」
私は、今歩いて来た道を足早に戻った。
しかし、状況は何も変わらない。
セルジュの姿は、現れない。
「セルジュ!戻ってるか?」
「あぁ、戻ってる…
レヴ!声がさっきより聞こえにくいな!」
セルジュの言う通り、先程よりもセルジュの声が小さく聞こえにくくなっているのだ。
「セルジュ!
町の方まで走ってみよう!」
「わかった…!」
しかし、おかしなことにいくら走っても、道はあの町に着かないのだ。
「セルジュ…!セルジュ!!」
「レヴ!!おかしいぞ!
町がないんだ…!!それに声が…あんたの声がさっきより聞こえ辛くなってる…」
「セルジュ…」
この時、私は悟った。
もう私達はここで再び会う事は出来ないのだと…
私達は、すでにお互いの進むべき道を歩み出してしまったのだということを…
「セルジュ…
きっと、もう私達は戻る事は出来ないんだ…
でも、必ずまた会おう!」
「そ、そんな…レヴ…!!」
「セルジュ…
これでおしまいじゃないんだ。
私は、またどうにかして、必ず君を探し出す…!」
「レヴ…俺も…」
「セルジュ…?何だ?良く聞こえないぞ!
……セルジュ!!」
次第に彼の声は遠のき、やがて、まったく聞こえなくなってしまった…