甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~


………お腹空いた


今は夜の7時


さっき司に送ってもらって帰ったばかりだったけど…


まあ、いい


コンビニに出かけるコトにした


「……さぶ」


いくら、春だからと言ってTシャツに薄いパーカーじゃ、さぶいか


……それより


さっきから、つけられてる


GOLD DROPの面子かもしれないけど


なんか、違う


そんな気がした


「……チッ」


大きな舌打ちをして、全速力で走った


すると、つけてたやつは驚いたようで


「待て!!!!」


追いかけて来た


やっぱGOLD DROPじゃない


…で、全速力と言っても男の力には敵わないわけで


数十メートル走ったところで捕まった


「ヒュー♪可愛いじゃ~ん」
「へぇー?」
「おいおい、かなり薄着だなあ?」


「……」


無視


「無視するとは、いい度胸だなあ?」


ギリギリ


掴まれてる右腕に力を入れられた


「……っ」


流石に痛い


「なあ、いいじゃん?
やっちゃってもいーんだろ?」
「ああ。龍崎さんは何してもいーとさ」
「ラッキー!」


まあ、これから自分が何されるかくらい分かる


ドサッ


地面に倒された


1人の男があたしに馬乗りになってる


「覚悟しろや」


覚悟?


ハッ


「どっちが」


ガッッ!!!!