「これが、俺の過去だ」 話し終わって凛を見ると…… 「…コイツ、寝てやがる」 どこまで聞いてたんだか 「おい」 すーすー… 寝息が聞こえるだけで返事もしねぇ ……凛の髪、綺麗だな 「んー…」 「…男の前で寝るとか、バカか」 それでもまだ起きないらしい 「……凛が、悪いんだからな」 俺はそう言うと凛の髪に手を伸ばした なぜか、触って見たくなった あと数センチで届く、と言うところで… バン‼ 部屋の扉が開いた