どうやら俺のことが怖いらしい…

「舜君〜ありがとう〜」

「うん。百合亜ちゃん大丈夫だよ」

「大丈夫だよ!!」

俺はその時から初めて百合亜の笑顔を見た。

その笑顔は信じられないくらいカワイかった。




その日から俺は百合亜がいじめられるたびに助けた。

百合亜の笑顔が見たくて……

「舜君は百合亜の王子様だね!!」

「なんで?」

「百合亜がいつもいじめられてたら助けてくれるもん!!」

「……っ…!!」



俺は信じられないくらい顔が真っ赤になっていた。

きっとこの時から俺は百合亜に恋していたのだろう………