「これはイタズラなのか?なぁ、どういうことか説明してくれ」
あたしの肩を掴み真剣な眼差しを向けてきた。そんな顔されたら黙ってる訳にはいかないじゃん。
「実は……数日前からこの白い封筒が郵便受けに入ってたの」
「は?数日前からって……。この差出人に心当たりがあるのか?」
怪訝そうにした葵にあたしは静かに首を振る。
「最初は単に間違いかなと思ってたんだ。よくある子供のいたずらとか。だから全く気にも留めず、下のゴミ箱に捨ててたんだけど、それが毎日入るようになってて……」
そこまで話し、次の言葉に詰まる。
二日続けて封筒が入っていた時、ちょっとおかしいなと思った。
あたしの部屋の隣の人は三十代の独身女性なんだけどその人に会った時にそれとなく聞いてみた。
でも、差出人不明の封筒なんて入ってないと言っていた。
とうことは、ピンポイントであたしを狙ってのことになる。
だって、部屋まで知られているんだから……。



