コイツ、なんてこと言ってんの。
なにが俺にはなんでも見せていいよ!
ホント最悪っ。ワナワナと身体が震えた。
「それは遠慮します。それにもう人前でむやみやたらに脱いだしないから」
「それは残念だ。でも、また近々脱ぐことになるけどな。ところで俺、思ったんだけど」
サラッと軽口を言った後、葵が真剣な表情であたしを見るからいったいなにを言われるんだろうと身構えた。
「ゆずって結構胸あるんだな。着やせするタイプ……か。意外だったなぁ」
「………………、はぁ?」
耳を疑った。
この男は今なんて言った?
頬に熱が集中してくる。
「なんで見てんのよ、葵のスケベ」
なんとなく服の上から胸を押さえて隠すと、チッと舌打ちが聞こえた。
「お前、どの口が言ってんだよ。別に俺は見たくて見た訳じゃねぇよ。ゆずが勝手に下着姿で俺の前に仁王立ちしてきたんだから仕方ねぇだろ。スケベなんて言われる筋合いはねぇ」
ムッとした表情になる。



