キモチの欠片


カタッとマグカップをテーブルに置いた時に顔を上げると、こっちを見ていた葵と目が合った。

そういえば、さっきの話の続きをしないといけないんだった。

聞くならさっさと聞いてスッキリしたいと思い、話を切り出した。


「ねぇ、葵。昨日のこと聞きたいんだけど……」


朔ちゃんと別れてからのあたしの行動を聞いた。


「教えてやってもいいけど、俺はそろそろ本気出すから」


意味不明なことを言って昨日の出来事を話し始めた。

その話を聞いて目眩がして頭が痛くなった。


あたしはタクシーの中で家の場所も聞いても『あっち』としか言わずそのまま寝始めてしまったと。
仕方なく葵は自分のマンションへあたしを連れてきた。


部屋に入った瞬間にパチッと目を開け『暑い』と言いって歩きながら服を脱ぎ出して下着姿になったあたしは葵の服も強引に脱がし始めたけど上手く脱がせなかった。
それで諦めたのかベッドへダイブ。

そして再び爆睡した、と。