ひまわり ~君があたしにくれたもの~


「早く起きすぎちゃった...かな。」


そして、いつものように

洗面所へ向かう。




...シャカシャカ

洗面所から

歯を磨く音が聞こえてくる。


あたしよりも、はやくおきたんだ...

そう思いながら

足を進めた。



洗面所のドアを開けると


そこにはやっぱりいた。



「おはよう...お姉ちゃん。」


あたしの方にわざわざ振り向いて


優しく笑う。


「...おはよう。」


そういってあたしも

ニコッと笑顔で挨拶をした。


でも、当然

その笑顔は、本物じゃないけど?