今日は大会。集合時間は8時。家から学校まで1時間。6時半に家を出る。
「おっはよ~」
駅で待っていると今日もハイテンションな成柚が来た。
「おはよう。成柚遅いよー。もうすぐ電車来ちゃうよ。」
「げっ!!空兼、早く行こーーー!!」
「急げーー」
あ~もう何で朝っぱらから、こんなに走らなきゃいけないんだよ。成柚は基本的にマイペースだから仕方ないか・・・それに電車にも間に合ったしね。
あ、基咲くんだ。電車で見たことなかったから、電車通学じゃないのかと思ってた。学ランのズボンのポケットに手を入れて、ドアによかってる。やっぱりクールだな・・・キザじゃないところがまたいい。
「あ、ねえねえ空兼、あれ、基咲じゃない!?」
「うん。そうみたいだね。」
「ポケットに手入れてるけど、カッコいいというより、なんか地味・・・」
「そう?私はカッコいいと思うよ。」
「うわーーー!驚き!!空兼が男子のことをカッコいい、って言うなんて。もしや・・・?」
そう言って成柚はニヤニヤする。
「ふざけんな。違うわ。」
「ふ~ん・・・」
まだ成柚は二ヤけてる。
私が呆れたとき、車内アナウンスが流れた。私たちが降りる駅に着いたようだ。
「ほら、成柚、降りるよー。」
「あっ空兼、待ってよー」
しばらく歩いて学校が見えてくると、さっきまで成柚のおかげで消えていた緊張感が戻ってきた。
でもこれは緊張感だけじゃない。じゃあ何?私は何でこんなにドキドキしてんの?
「おっはよ~」
駅で待っていると今日もハイテンションな成柚が来た。
「おはよう。成柚遅いよー。もうすぐ電車来ちゃうよ。」
「げっ!!空兼、早く行こーーー!!」
「急げーー」
あ~もう何で朝っぱらから、こんなに走らなきゃいけないんだよ。成柚は基本的にマイペースだから仕方ないか・・・それに電車にも間に合ったしね。
あ、基咲くんだ。電車で見たことなかったから、電車通学じゃないのかと思ってた。学ランのズボンのポケットに手を入れて、ドアによかってる。やっぱりクールだな・・・キザじゃないところがまたいい。
「あ、ねえねえ空兼、あれ、基咲じゃない!?」
「うん。そうみたいだね。」
「ポケットに手入れてるけど、カッコいいというより、なんか地味・・・」
「そう?私はカッコいいと思うよ。」
「うわーーー!驚き!!空兼が男子のことをカッコいい、って言うなんて。もしや・・・?」
そう言って成柚はニヤニヤする。
「ふざけんな。違うわ。」
「ふ~ん・・・」
まだ成柚は二ヤけてる。
私が呆れたとき、車内アナウンスが流れた。私たちが降りる駅に着いたようだ。
「ほら、成柚、降りるよー。」
「あっ空兼、待ってよー」
しばらく歩いて学校が見えてくると、さっきまで成柚のおかげで消えていた緊張感が戻ってきた。
でもこれは緊張感だけじゃない。じゃあ何?私は何でこんなにドキドキしてんの?


