病院につくと、事務の人に手術室の前に案内された。そこには、南月ママと制服姿の南陽さんがいた。

私達も南月ママと南陽さんに礼をして横の椅子に腰かけた。

何分経っただろう・・・いつの間にか私の母さんも成柚ママの横に座っていた。

それからまたしばらく時間が過ぎた。誰も口を開かなかった。













「手術中」というランプが消えた。それがさらに私の緊張感を増やした。

手術室の中から汗だくの医者が出てきた。

「最善をつくしましたが・・・残念です・・・南月さんの目はもう機能することは無いでしょう。それから、背骨も打ってらっしゃいますので、足も動かない可能性があります。」

え?・・・え?・・・え?・・・

待ってよ・・・頭がついていかないよ・・・




私はそのあとどうして帰ったかなどは覚えていない。