「花火始まりますね・・・行きましょう紗菜様」



太輔は歩きだした



途中でリンゴ飴を買って、河原のとこまできた



でも、そこは人がたくさん



「どうしますか?人が多いですが・・・」



「大丈夫♪ここで・・・「紗菜様!」



・・・・え?


「太輔!」



その頃にはしっかりつながれていた手もほどけて、あたしの手には食べかけのリンゴ飴しかなかった



太輔はあたしの手にぬくもりを残したまま消えた