・・・・状況が把握できないんですけど ただ、わかることは あたしは太輔に包まれてて、あたしの頭の上には太輔の顎があって・・・・ 「・・・・紗菜様は誰に恋をなさってるんですか?」 その声は少し震えていて あたしは・・・声が出せなかった 「・・・わたくしは、この家にきて、紗菜様に会った時からあなたの事が好きでした・・・」 「え・・・太輔?」 あたしはその時やっと声を出すことができた でも、太輔はそれを無視して 「俺のこと・・・好きになれよ、紗菜」