-紗菜side- 中庭でしゃがみこんでると、足音が聞こえてきた 足音がピタッと止まった あたしの目の前で 上を見上げるといつもとは違う太輔がいた 息が上がっていた・・・・ 走ってきてくれたんだ・・・ そして、いつもの笑顔で 「紗菜お嬢様」 って呼んだ