結局、風邪じゃないから安心してと馨君に
言われたが何だか馨君の方が心配そうに
していたから余計気になったのかもしれない。
昼食の時間にメールを作成してちぃ君に
送ってガツガツご飯を食べた。
今日も菜南子先生の居るカウンセラー室で
サユと一緒にお邪魔させて頂いてる。
クルミちゃんと彩乃ちゃんも便乗して、
仲良くガールトークしていて遠くに意識を飛ばした。
大したことはないと思うけど、何かあったら
あたしに出来ることはしたいって思ってる。
でも、そういうのは彼女がやることだ。
ちぃ君には藍ちゃんが居るんだから、
大丈夫だよね?
昼休みが終わる頃にちぃ君からメールが届いた。
to:日和
――――――――――――――――――――
Σb( `・ω・´)
-end-
――――――――――――――――――――
こ、これを理解しろというのかっ!!?
あ、暗号より解き方困難だぞ。
だったら、暗号の方がずっといいよ。
でも、まだメールするだけの元気はありそうだって
プラスに考えればいいかもしれない!
今日の放課後はたい焼きと大福を買って、
馨君にちぃ君に届けて貰うように言おう。
不良界の用事かもしれないし、体調が
悪いわけじゃないってことに安堵した。
それから、5時間、6時間目と放課後に近づき、
掃除をして委員の仕事をこなしていつもの部屋に
戻るとユウヤと慶詩とナル君だけが残ってた。
そんなこともいつものことだから気にしなかった。
あたしがいつものたい焼き屋さんに行くのを、
サユとよっちゃんともっくんが付き合ってくれた。
大福はどこで買えばいいかなと考えて、
行きつけの和菓子屋さんに遠出した。
学校付近ではなく商店街の方へ繰り出した。
雪かきをしている住民がチラホラ居て、
除雪作業に勤しんでいた。