秘密の相談室

「歌音は優しいからその男の子の事見捨てられなかったんだよ…
その体だって…声だって…一時だけど歌音のものだよ?
ねぇ… 歌音 僕の事抱き締めてよ?」


なんだか昼のメロドラマみたいだな…
『一時だけど歌音のも』
ふざけるなよ…

「もう五分経ってるんだけどっ!!」

おれはイライラして二人が抱き合うのを阻止した。






が…
すでに歌音(吏真)が和沙を抱き締めていた。

おれはたまらず…

「おい… 和沙」

和沙が 歌音(吏真)越しに俺を見る。


「代金350万 指定の口座に振り込んでおけ。」

そういい放ったら

「なんで… そんな大金…」

そう言って彼女の体から離れた。


『「なんで…そんな…ひどいことを…」』

う゛うっ…
吏真の顔で言われると調子狂う…。




すると…