前を見ていなかったから…



ドンッ★



『いったぁっ』


同い年くらいの女の子とぶつかってしまいました。

「あ゙〜ごめんなさぁい
お怪我はありませんか?」
あたしがそう訪ねると…

「いえ 大丈夫ですよ」

にっこりと笑って許してくれた。




「おーい吏真ぁ 電車マジ乗り遅れるぞ?」

陽菜が呼び掛けてきて

「ほんとにすみませんでした!」

もう一度 女の子に頭を下げて 陽菜のいる場所まで走って行った。



彼女達があたし達を見ている事なんて
あたし達は気づかないままで…