――――★―――☆☆―― 京斗のお葬式から一ヶ月 最近は冬に近づいたせいか少し寒い… 「ねぇ… 他の幽霊(こ)達は見えるのに どうして京だけ見えないのかな?」 なにげなぁく独り言を言った つもりなんだけど… 「そりゃあ…未練が無くなったからじゃねーの? 京斗に聞かなきゃ分からないが…」 陽菜くんはそう、答えてくれた。 あの時から陽菜くんはあたしと一緒に居てくれるようになった。 あたしは彼に甘えたままでいいのかな?