始めは純也に 似ているいる人がいるなって思った。 でも純也がここにいるわけないと思って。 あたし重症だなーって。 誰でも純也に見てくるなんて。 そう思って駅に向かう。 当然純也似の人の距離が近くなるわけで。 でも距離が近くなるにつれて、 顔がはっきり見えた。 純也だっ! 嬉しくなって歩幅が広くなる。 足取りも軽い。 「純也!!!!」 かなり大きめの声で名前を呼ぶと 純也は驚いた顔でこちらを見る。 でもすぐに青ざめた顔に変わった。