「…しょーくん、聞いてる?」


「ん…あぁ、ごめん…。」


楽しいはずの彼女…仁実との食事。


その時でさえ、美桜のことばかり考えてしまう。


仁実の声も、言葉も、何もかも、


俺の心には届かなくなった。