「け、結婚してください…!」


緊張しながら、私は彼にそう言った。



今でも覚えている。


フラれるって、分かってた。


だって、私が彼に告白したとき、彼は

「遊びでいいなら付き合うけど…?」

って言ったんだから。


それでも、私はそれに同意した。


これからがんばって、翔佑さんに好きになってもらおう。


そう思って。