私は急いで着替える。 「ほら、行くぞ。」 「わ、ま、待って…」 「…そんなに急ぐなよ。」 …急かしてるのは翔佑じゃない。。 だけど、分かってる。 翔佑、私のこと心配してくれてるんだよね。 それが嬉しくて頬が緩む。 翔佑は車のドアを開けて、私が乗ると閉めてくれた。 そんな優しさにも嬉しさを覚える。