入学最初の1時間だけの授業がやっと終わった。



俺は帰る準備をしていたら隣の女が話し掛けてきた。



「潤稲くんだよね...。」



そこにはさっきの女、琴葉がいた。



「本当にさっきはありがとうございました。まさか一緒のクラスで隣の席だなんで.....。これから宜しくお願いします!!」



『...。』



俺は素っ気ない態度をとる。



「こーとーはー!!帰ろうぜー!!」



いきなりドアの方から声が聞こえ、教室に残っていたほとんどの人がドアのほうえ向く。




「え、なに!みんな俺のほう向いて。そんかなにかっこいい!?」



いきなりきた男は冗談でみんなを笑わす。



なんだあの男。



「それじゃあ潤稲くんバイバイ。また明日。」




それだけ言って琴葉は煩い男のもとへいった。



二人は仲良く楽しそうに話しいる。