「おっじゃまっしまーす!」
美景の声はでかく、家中に響いた。
『もっと声のボリューム下げろ。』
「はーい。」
と、美景は言いながらいつの間にか上がっていた。
しょうがなく俺も続く。
「ひっろー!!さすがこよくん。私ってどこで寝ればいい。」
『そこのソファーで寝ろ。』
一人しか住んでない家にベットや布団が二つあるわけない。
「えーーレディーに向かってそれはないでしょー」
『じゃあ床で寝ろ。』
「はい。文句言ってスミマセン。」
やっと美景は大人しくなった。
『もう部屋行くけど勝手に入ってくんなよ。引き出しとか漁らなければあとは勝手にしろ。』
俺はそれだけ言い残し部屋へ向かう。
いつものことだが、部屋へ入ったとたんベットに寝転んだ。
はぁー。
もう溜め息しかでない。
今日はすっごい濃い一日だった。
まだ7時にもなっていないのになぜか眠い。
寝るか.......。
そう思った瞬間意識がとうのいていった。