俺達は路地を抜け大通にでた。
「どうだったー??私の蹴り。この数ヶ月でだいぶ磨いてきたんだよ。」
『あぁ。』
「もーー。こよくん答えになってないよ!!」
『......。』
「あっそうだ。さっき助けてくれてありがとう。私はこよくんのこと信じてたよ。」
うるせー。
さっきのこと思い出すとイライラしてくる。
「もしかして怒ってる?怒ってたらごめんーー。」
美景のこの高いテンションでもっとイライラしてくる。
そして数分もしないうちに俺の家についた。
『お前いつまで付いてくるき?』
「こよくん家の中まで。てか私なんの計画もなしに昨日いきなりこっち来たから住む場所ないんだよねー。だからこよくんの家に住もうと思ってんだけど。どうせ家でかいから私一人増えても変わらないでしょ。」
『無理。なに勝手に決めてんだよ。』
美景はもう住むきまんまんだけど、絶対一緒になんか住むわけねぇーだろ。
「ひどーい。私に野宿でもしろと!いいじゃんこよくーん。」
