「君可愛いよね。ちょっと一緒に遊ぼうよ。」



「い、いやです!離してください!!」



2年か3年の男と女が何か言い合っていた。



「やめてください...!!」



「ちょっと俺と来いよ。」



「やぁっ...!は、離して!!..................えっ...!?」


俺は気付くと男と女の間に入り男の手を掴んでいた。



男も女も驚いて動きが止まっている。



それ以上に俺が驚いた。



「おいテメェーなんだよ。邪魔すんな。さっさと離せ。」



なんでこんなことしてんだ俺...。



「おい!!いい加減にしろよ!!」



男の口調は明らかに怒っていた。



どうしようか...。



こんなところで喧嘩なんかしたくないし。



逃げるしかないか。






俺は直ぐさま行動にうつし女の手を取って、さっき来た道を戻る。