それからの午後の授業も午前と同じようなものだった。



つまんねぇ。



しかもこのあと部活見学とかあるし。



まぁ俺はでないけど。



部活入るきないし。



俺が帰ろうとすると



「潤稲くん帰るの?」



俺の帰るのが不思議そうに琴葉が話し掛けてきた。



『ーー.........あぁ。』



「そっかバイバイ。」



俺は何も言わずに教室を出た。






ーーーーーーーー






俺はいつもの道を通り家に着く。



そのままソファーに寝転んだ。



今日も疲れた。



ピピピピピ、ピピピピピ。



タイミングよく携帯がなった。



俺は誰からの電話か確かめず出た。



携帯の番号知ってる人と言えば家族ぐらいだから。



『もしもし...』



「もしもーし。こよくん!?」



『誰!?』



「誰って失礼だなー。私だよ、美景〈みかげ〉。」




美景.....?!



『なんで.....』



「なんでってひどくなーい。まぁいいや。こよくんが驚いて当たり前だからね。」



『......。』



俺の頭は真っ白になった。



「明日からこよくんの通ってる高校に転校することになったよ。私はこよくんをまた引き戻させるよ絶対にね。それじゃあ、こんなけ言いたかっただけだからまた明日ねバイバーイ!」



ブチッ。




美景は一方的に電話を切った