「そこで君にお願いがあるんだ。息子の秘書をやってくれないか?」 「息子さんのですか?」 「君なら任せられる。少々癖のある息子だがね、叱るなりなんなりしてしつけてやってくれないか」 「叱るだなんてとんでもありません! しっかりとその役目務めさせていただきます」 「良かった。ただしひとつ忠告だが、息子と恋だけはしてはいけん」 「分かっております、社長。 安心してください」