水瀬が外に出て来るのを待ち、一緒に秘書課に戻った 「いい?水瀬。社長に『元に戻せ』と言われても、絶対応じないこと。 それと、『相馬を呼べ』って言われても絶対屈しちゃダメ。いいわね?」 「何でそんな避けるようなこと…」 「避けてる訳じゃないわ。私だっていつかこの会社を辞める。 その時、誰も社長の秘書出来なかったら困るでしょ。 今のうちに経験しておかないと」 「分かりました。頑張ります」 この言い訳も昨日考えていたこと 水瀬もこう言えばきっと分かってくれると思った