素早く降りて、社長が降りてくるのを待つ


運転手によって開けられたドアから降りて来たのは、
髪はぼさぼさ、眼は半開き、大きな欠伸を手で隠そうともしない
何ともだらけた社長だった


「社長、お願いですからもっとシャキッとなさってください」


「相馬くん…それは無理だよ」


「はぁ~」


ほんとにこんな人が社長で大丈夫なのかしら