「会長は私の命の恩人だから…」 「命の恩人?」 今まで誰にも話したことはなかった もちろん社長にも… 「私は、街でフラフラしていたところを社長に拾って頂いたんです」 「お前が?」 「家にもいれなくて、友達もいなくて、誰にも頼ることができなかったあの時、声をかけてくれた会長は、私にとって神のような存在でした。それから、借金まみれだった家を助けて下さり、私には秘書という職を与えて下さって…。秘書になった頃から言われていました。…息子とだけは恋をするな、と」