社長×秘書



「ちゃんと覚えてる」


「社長、これは仕事ですよ?結婚のための準備ではありません。
会社を守るための『仕事』です」


どんなに朝が弱くても、面倒臭がりでも、仕事を放りだすことは無かった


これも仕事と思えば、いつものようにこなしてくれる


「仕事か。そうだな。それに、俺の結婚相手はもう決まってんだ」


そう言って社長の目が私を捕える