「ま、休憩が増えるのはありがたいことだけどね」 「で、今日はもう帰られた方がいいかと…」 「それじゃ、送っていくよ。君をこんな時間まで引き止めてしまったんだ、それぐらいはしないとね」 珍しく私に気を遣ってくれているようだが、私の仕事はまだ終わっていない 「いえ、私も社長の家に一緒に向かいます」 「は?」