社長×秘書



無理やり車に押し込まれる形で、私はもう一度車に乗り込んだ


「では、社長。明日は8時半ですよ」


「分かってるよ!」


そんなことを言って、きちんと用意を済ませていた試しがない


「すいません、よろしくお願いします」


運転手さんに声をかける


「構いませんよ」


本当に気にしていないといった優しい声が返ってきた