「おい、ちょっとここなんだが…」 社長が資料を指さしながら尋ねる 何も疑わず近寄っていくと、腕を掴まれ引き寄せられた 机に上半身をのせるような格好になる 「目見ろよ」 この部屋に来てから一度も社長の目を見ていないことに社長は気づいていたのだ 恐る恐る社長の目を見ると、社長は満足したように耳もとで囁いた 「これからは遠慮なく攻めるから覚悟しろよ?」