ヒロト「僕は、お金じゃなくて、もっと温かい家族が欲しかったんだ!昔から、どっかに行くたびに、転校なんてめんどくさかった。だから僕は、小学校にすら行ってない。行きたくなかったんだ。友達なんて出来てもすぐにさよならなんだ。だから、どんなに辛くても、一緒に居られて、楽しく笑っている君が僕は羨ましいんだ!」
春「そうだったんだ。なんかごめんね。辛いのは、私だけだと思ってた。正直お金持ちが羨ましいかった。なんでも欲しいものが帰る。でも、お金じゃ買えないものがある。私はそれを持っていたのにもかかわらず、自分の家は不幸だとか、思ってたのか。なんか、親に申し訳なくなって来た。」
ヒロト「じゃあ、今から親にあって来たら?本当の気持ちをすべて伝える。君は、それをするだけで、一歩も二歩も先に進める。」
春「でも、授業が…」


