【コラボ】忘れられないヒト

泣いているのだろうか。
自分が、泣かせてしまったのだろうか。




「・・・俺、頼れる男になります。だから。」





「俺の事、絶対に忘れないでください。」





佳乃に忘れられない人が居るのなら、自分もなりたい。



震える佳乃の肩を、強く抱きしめて。
それから、ゆっくり体ごと離した。