キーーーーーンコーーーン
カーーーーンコーーーーーン
鐘がなりそのまま
青空くんと祐也くんは
席に着いていった。
そのまま
何事もなく授業は過ぎていき
あっという間にお昼休みの時間になった。
「一緒に食べよう。」
と言ってふわりと笑う
星蘭ちゃんに私も笑顔を返し
二人の席をくっつけた。
私が弁当を
食べているとクラスメートの子が
「愛空ちゃーーーん!
呼ばれてる!!」
といいながら
廊下を指差した。
まだ友達なんて出来ていないのに
呼ばれるなんて不思議だな。
と思いながら私は
手に持っていたフォークを置いて
廊下に出ようと教室を歩いた。
教室を歩いている
途中でふいに青空君と
目が合ったけど
青空くんはすぐに逸らして
しまった。
なぜだか
その行動に
とても傷ついている自分がいた。
人に避けられたり
変な目で見られるのは
慣れているはずなのに
私の心は小さくきしんだ。
