「優依もだからね」 半ば強制にカラオケ屋につれてかれたあたしなんだか女子高生みたいな状況。 いや、まぁ、女子高生なんだけど。 「ねぇ、なんであたしなんかとともだちになりたかったの?」 「えーだって。可愛いし強そーだし、なんか憧れるって言うかー」 「ふーん」 自分で聞いといて、あまりにも冷たい返事すぎるなと自分でも思った。 だけど、その言葉しか思いつかないほどどうでもいいような内容だったからだ。 高校デビューだな あたしは頭の中でそうおもった。