佐久間はやはり仲良しなのか高津さんと話が盛り上がっていた。
俺は佐久間に用事があったから2人の間に入っていった。べつに高津さんと話てみたいとかいう気持ちではない、だって俺は女子が苦手だから。
「おい、佐久間」
「おぉ!松山ー」
「今日の部活から新入部員くるみたいなんだけど」
「そっか、俺らも先輩か!じゃあ掃除終わったら急がなきゃな」
「おう!」
見ると、高津さんはキョトンとした顔で俺と佐久間を交互に見比べていた。
「高津さん本っ当に童顔だよなー小学生みたい」
「そんなことないよー」
佐久間の冷やかしに高津さんは声を張って、しかし落ち着いた応えをかえした。
その声は思ったよりも全然しっかりしていて、あくまで自然体だった。

