「松山くんも迎え待ち?」 「あぁ、高津さんも?」 「うん!電車止まってるみたいで…」 彼女の話によると、田舎の電車は土砂降りの雨に弱いらしい。 「俺、地元民だから」 「いいなぁー」 「いいのか!?こんな田舎」 「全然いいじゃん!!あたしんちに比べたら都会だよ」 「どんだけ田舎なんだよ!ハハハッ」 「こーんだけ田舎だよ!」 そういって両手をいっぱいに広げた彼女が愛らしくで可笑しくて、よけいに笑いがこみ上げてきた。