今日は地元の図書館で勉強することにした。

テストが近いとはいえ、二週間前の今日はまだ図書館の席にも余裕があった。


俺と健は窓際の席に並んで座る。

お互い集中していたからあっという間に時間が経ち、時計の鐘で集中の糸がきれたときには長針と短針が12の数字でぴったり重なっていた。


「そろそろメシにするか?」

「そうだな」

俺が昼飯の提案をすると健が両手を高くあげあくびをする。


俺たちは空っぽの胃を満たすために近くのコンビニへ行った。