桜咲く

そこ頃、屯所では…



土方「遅ぇ。何時帰ってくんだよあいつら!!」



さっき、巡査を終えた一番隊の伍長から報告を受けた。



巡査の報告と、沖田と美恋は用事があるので別行動をとったと。


普通、巡査の報告は組長がする。おかしいと思い土方が問い詰めたのだ。



土方「甘味処に行ったに決まってる。毎回毎回、どうして隊士達は総司を庇うんだ!」


伍長に用事と報告されてはあまり沖田を叱れない。



美愛「さっきから煩いんだよ。少しは黙れないのか?その歳になって独り言とは自分で恥ずかしくないのか?」




土方「…。」



美愛に言いたい放題言われ、土方はこめかみを ヒクヒクさせている。



美愛「それともあれか?豊玉発句集がなくなって苛々してるのか?」



バッ!と土方が美愛に振り返る。




土方「テメェ何故それを知っている⁈まさかお前がとったのか⁈あァ⁈」




美愛「まさか。さっき誰かさんが持っているのを見かけてな。」



土方「総司のヤロォォォォォ!!!」




美愛と美恋の他に、土方の発句集の存在を知っているのは沖田しかいない。