桜咲く


沖田「あなたの忠誠心は良くわかりました。しかし…。」



ここで、頼んでいた大量の甘味が運ばれてきた。



沖田「うわ~!!おいひぃでふ~!」



さっきまでとは打って変わり、沖田は満面の笑みで甘味を食べ始めた。



美恋(さっきまでの緊張感は何だったんだろう…。)



沖田「美恋さん!!何ボーッとしてるんです?食べないのなら全部食べちゃいますよ?」


美恋「食べます食べます!!」



男二人が大量に甘味を頬張る様子は、さぞかし不気味だっただろう。



沖田「もぅ、いいです。あなた達のことを信じる事にします。」



唐突な沖田の言葉に、美恋は面食らった。



美恋「どうしてです?」



沖田「あなたの目…。土方さんも言ってましたが、嘘偽りのない真っ直ぐな目が、誠の武士の目に似てるんですよ。ただ…少し、曇ってます。」



美恋「~~っ!!」



今まで、誰にも気づかれなかった。
誰にも、理解されなかった。



沖田の一言で美恋の中の何かが切れた。