桜咲く


ー甘味処ー

いつものように甘味を大量に頼んだ沖田。



美恋「で、お話とは?」



沖田「あ、やっぱりわかってました?」



心なしか、二人の間の空気は冷たい。



沖田「早いとこ、決着付けようと思って。美愛さんに何かしたら殺されそうなので。」



そう言ってクスクス笑うが、その笑顔も冷たい。



美恋「で、何が言いたいんですか?」



沖田「簡単ですよー。あなた達が間者ではないかという事と、壬生浪士組への忠誠心です。」



美恋「だから間者ではないですって。島田さんが調べたんでしょう?」



沖田「……」



美恋「……」



暫し両者の間に沈黙が訪れた。



沖田「そうですか…。ならいいです。」



沖田の勘がそう言った。


沖田の勘は土方以上によく当たる。


天才の勘というところだろうか。



美恋「では、ここで誓います。私、春木美恋はこの命を壬生浪士組に捧げます。何があっても最後まで。」



美恋の目は偽りが無かった。
だが…