桜咲く



ー美恋ー


沖田「ここが今日からあなたの部屋です。まぁ、私もいますけど。」



そう言い、にっこり笑う沖田の笑顔は、いかにも胡散臭い。



美恋「ありがとうございます。それと…。」



沖田を一瞥し、さらに天井にも視線を向ける。



美恋「沖田さんと島田さん、私はどうでもいいですけど、美愛ちゃんに何かしたら許しませんからね?」



沖田「!気づいてたんですか?」



美恋「気配でバレバレです。大丈夫です、美愛ちゃんは気づいてないですから。まぁ、見張ってても期待しているような事はないですけどね。」



そう。沖田は二人を間者ではないかを見極めるため、監察島田に二人を見張らせていたのだ。



美恋「それに、私達を沖田さんと土方さんの二人と相部屋にしたのだって、怪しい動きをしたらすぐに斬れるように。でしょ?」



沖田「見事ですね。まぁ、そういうことですから、せいぜい大人しくしててくださいね?私達壬生浪士組は、最近できたばかりなので、今が踏ん張り時なので。」



早くも、美恋と沖田は犬猿の仲になってしまった。