ー2013年京都ー

美愛「美恋、準備できたか?」

美恋「うん、いつでもいいよ」

美愛「では、行くか…」

桜が葉桜になりかけている初夏の夜
2人の少女が大きな荷物を持って
家を抜け出していた。

美恋「ちょっとあの桜の木のところ寄っていい?」

美愛「ああ。私も寄ってきたいと思ってたところだ。」