2‐Fまで行ったのだが
雨美の姿はなかった。

その代わり

一人の女子がスヤスヤと
机の上で寝ていた。


―…起こすか。


起こして話を聞くことにした。

「おい、起きろ。おーい?
起きろって。」


彼女がモソモソと
動いた。

起きた…か?


……!

彼女から出た言葉は
聞き取れなかったけど


想像もしていない出来事が
起こった。