キャーーーッ


健が向いた事で騒ぐ奴ら

まじうっせぇ…


「え?女の子達??」


まだわかんねぇのかよ…


「お前…永瀬が飛び出した時…あいつらと話してただろ?」


「ぇ??うん…」



「お前はずっとそーだったよな?話し掛けるられたら答える」



「うん…つい反応しちまうんだよな…」


馬鹿だな…コイツ
そのせいで好きな女泣かすとか

「永瀬はたぶんずっと我慢してたんだよ…それが今日…爆発したんだろ」


「えぇ?!!…そっ…それって…砂矢が…俺にヤキモチ焼いたってこと?!」



「だろ」


はぁ…やっと分かったか…って何だコイツ…顔赤くしてニヤついてやがる…キモ…


「…お前何だよ」


「ぃや………嬉しくて…」


は?

まだニヤついてる健…


「おい…永瀬は泣いてたんだぞ」

「あぁっ!!さっ…砂矢っ!!砂矢はどこっ!!?」


いきなり慌てだした…まじうるさいやつだな…


「…黙れ。夏美に連絡するから」

「おおおおっ…」


ぷっ…まじキモいな…



…プルルル…

「…もしもし」

「あ…夏美…大丈夫か?今どこにいる?」


「うん…今あたしんちで話し終わったとこ」


夏美…辛そうなのが電話でも分かる…今すぐ抱きしめてやりたい…


「そか…健が…永瀬に話しがあるから…今からそっち行っていいか?」




「…健くんが?…待って…砂矢に聞いてみる」


はぁ…目の前で心配そうな顔してる…お前がしっかりしないから…はぁ…


「っ要?」


「あ…あぁ…永瀬は何て?」


「話すって…家で待っとくから」

「あぁ…じゃあな」


「うん…」


ピッ

「な…何て??!」


「今から夏美んちに行く。永瀬もいるから…」


「おぅ!ありがとな…」


はぁ…ほんと憎めない奴だな…夏美も心配だし…早く行こ…



いつの間にか終わってたらしい…HR…みんな騒いでたから気づかなかったな…