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｢はぁ…｣
ほんっとうざい。
ヘラヘラして…呑気に…
ほんとムカつく。
何であんたは…幸せなのよ…
優しい親がいて
友達がいて
何なの？
｢―――…もしもし??｣
｢あっ♪ま～なちゃん｣
｢さっきぶりぃ～♪｣
｢ほんとに電話してくれたんだ♪俺ちょー嬉しい♪｣
こいつもヘラヘラしちゃって…ナンパして…ヤルことしか頭にないカス。
｢ん～…ちょっと寂しくなっちゃって…迷惑だった？｣
ちょっと愛想よくすれば自分が好かれてるって自意識過剰も可愛そうね
｢っ!全然っ♪まなちゃんまじ可愛いね♪｣
｢そんなことないよぉ!それよりどっかお店入ろ？｣
自分の顔ぐらいあんたに言われなくても分かってるっつーの。馬鹿な奴。
―――――――
｢…え？ここに入るの？｣
アホ面。
｢いや？｣
上目遣い…簡単に顔を赤くする男。
つかあんたもはなっからこれが目的なんだからさっさと入りなさいよ。
｢まなちゃんがいいなら♪｣
―――お互いが簡単に満たされる方法。
いつからだろう。
こんなことするようになったのは…
なんでだろう。
楽だから？
お互いが好きなフリ。身体も心も満たされる。利用し合う。一石二鳥じゃない
