あれからあっという間に放課後になり夏美は妹の愛美と帰った


「あんた妹の事知ってたの?」


永瀬…何でかいつも俺には口悪いんだよな…


「あぁ…前聞いた…でも会ったのは初めてだ」


俺の妹…愛美の第一印象は


…似てない


だった。


確かに顔はそっくりで…でも…何か……雰囲気が全然違った…夏美はのほほんとした感じだけど愛美は…読めない…。

何故か違和感を感じたんだ。


「あの子…愛美?だっけ…何か裏ありそ―な子。」



永瀬…ばっさりだな。
まぁ永瀬は勘が鋭いから当たってるかもしれないな。


夏美…大丈夫か…


「そぉかぁ~?夏美ちゃんとはまた違って…清純系で可愛かったなぁ~」


はぁ…。

コイツはいつもノーテンキでいいよなぁ


「ふぅ~ん。あっそ!じゃぁデートにでも誘ったらぁ!!」


「えっ?!さ…砂矢!違うよっ!!そういう意味じゃぁ―――…」



はぁ…うるせ。
やっと仲直りしたばっかなんに今度喧嘩しても俺は知らね―。



それにしても…夏美大丈夫かぁ?…駅前のカフェに行くって言ってたけど…ナンパとか…されてないよなぁ…




心配だ…